2011年7月13日水曜日

都民ボランティア 16期 その5

7月8日(金)

 気仙沼の大きな避難所で、支援物資の仕分け作業でした。これは、都民ボランティアが継続して行っている作業です。

 今日は、中古の男物で、冬物というか、厚手の上着類をサイズ別に分けて、段ボール箱に詰め直すというものでした。

 中古と言うことで、かなり痛んだものが含まれていて、被災者サイドからは言いにくいでしょうが、如何なものかと思うようなものも数多いです。この冬、これを喜んで受け取る人たちがいるのかなぁ?冬までには、そんな人たちがいないような状況まで改善して欲しいなぁ!今の日本の政治家には無理か!


7月9日(土)

 今日は、なんと炊き出しでした。事前のアナウンスでは、各班とも陸前高田が3回になるように調整するということだったので、私たちはこの日陸前高田になれば3回だったので陸前高田になると思い込んでいて、虚をつかれました(炊き出しは陸前高田ではないので)。

 場所は、6月1日と同じ一関市内の避難所。避難されている人数が40名くらいだったのが、少し減ったみたいでした。窓口の女性は変わらず元気でした!

 今夜は近くでお祭りがあるということで、しかも暑かったので、カレーライスとサラダというリクエストをいただき、それにワカメスープ、大学イモ、大根の梅和えを加えました。

 都民ボランティアの炊き出しで欲求不満になるのは、料理を作って、避難所の代表の方にお渡しして終わりで、実際に食べていただく前に私たちは帰ってしまうので、フィードバックとか交流がないのです。美味しかったのか、喜んで食べていただいているのか???

7月10日(日)

 最終日、東京に移動です。

 出発前の10時頃地震があり、沿岸部に津波注意報が発令。気仙沼市大島に宿泊して活動していた仲間がいたので心配だったのですが、フェリーで気仙沼に渡って一関に向けて出発した後だったので問題なし。

 全員、無事に東京に着きました。

都庁での解散式


 梅雨だし、7月だし、私がリーダーだし、と不安要素の多い都民ボランティア16期でしたが、みんなの協力があって、無事に終わって良かったです。ほっとしました。

 都民ボランティアは、とりあえず17期で一旦休止ということで、都民ボランティアのホームページに募集のかけらもありません。16期の途中での説明では、都民ボランティアを始めた4月上旬とは被災地の状況も大きく変わり、個人でも様々な団体でも被災地でボランティア活動を行うようになり、都民ボランティアを一旦休止するものの、被災地からのニーズは依然として高いので、再開するか、再開するとしたらどういう内容かを検討したい、というようなことでした。
 ボランティアのする仕事はまだまだいーっぱいあると思うので、見直すべき点は見直して、パワーアップして再開して欲しいと思います。

都民ボランティア 16期 その4

7月7日(木)

 今日は、陸前高田市の個人宅で、当初は、側溝の泥上げということだったのですが、北海道のある企業が新入社員の研修と言うことで7名で来ていて、彼らが側溝を担当し、私たちは道路上に堆積した土砂の除去でした。

 この企業の人たち、新入社員研修ということで「どうやったら効率的か、考えながらやれ」という指示が出ていて、その上、若いので、非常にパワフルで仕事がとても速いのです。

 私たちの分も手伝っていただき、今日の作業も順調に完了しました。

 私たちは、そこで引き上げたのですが、後で聞くと、彼らは近隣の田んぼの瓦礫除去を行ったということです。すごいです。


 また、依頼主のご家族3名、避難生活がもうすぐ4ヶ月でとても疲れているという印象でした。

都民ボランティア 16期 その3

7月6日(水)

 今日は、気仙沼の個人宅の清掃作業でした。

 建屋は、壊すか、修理するかを迷っていたということで、ほとんど手付かず、入り口付近を除いて、足の踏み場もない状態でした。

 庭にたまった泥や瓦礫の除去をしたのですが、こちらはボランティアが入って3日目で、ほぼ完了することができました。


 ここで、またトラブルです。

 依頼主の方が、とても寂しそうで、私たちボランティアと話をしたがるのです。私は、「被災者に寄り添う」のがボランティアの務めと思っているので、そのまま話を聞こうとしたのですが、班員の中には、依頼された作業が終わったのだから帰ろうという者もいました。

 こういう調整はリーダーの役割なのでしょうが、難しかったです。


 また、トラブルではないのですが、この家には、べっこう亀の剥製が飾られていました。津波も少しかぶっていて汚れていたのですが、立派なものでした。どうするのか伺うと廃棄ということでもったいないと思ったのですが、もらうこともできず・・・。
べっこうの剥製
(手持ちの写真で、この被災家庭とは別のものです)

都民ボランティア 16期 その2

7月5日(火)

 今日は陸前高田市の某コミュニティセンターの倉庫の清掃作業でした。

 ちょっとした高台の上にあって、ここまで津波が来たとは信じられません。マピオンで見ると、標高14-20mくらいです。でも、津波をかぶってしまい、本館も倉庫も、汚れてしまいました。

 本館は、すでに何回かボランティアなどの人手が入って、きれいになっていて、倉庫が手付かずだったので、その清掃作業でした。

 中身を出して、使えるものはきれいにし、駄目なものは廃棄、その作業と平行して、倉庫の掃除も。

 私たち都民ボランティア9名と中国系の人たち5名の計14名で作業を行ったので、順調に終わりました。

都民ボランティア 16期

 都民ボランティアの16期に参加してきました。10期に続いて2回目です。 http://gore21.blogspot.com/2011/06/blog-post.html

 期間は、7月4日(月)から10日(日)まででした。

7月4日(月) 都庁前を出発し、岩手県一関市室根の拠点(宿泊先、資材倉庫)にバスで移動


都庁前からバスで出発


 前回同様、全体の参加者80名くらいで、4から5名の班に分かれます。
 その班から1名、リーダー(連絡係)という職責の曖昧な人間を一人選ぶのですが、私たちの班では、5名中3名が災害ボランティアが初めて、残りの一人もリーダーはやりたくなさそうだったので、私がリーダーということになりました。


 さて、現地について、早速トラブル発生です。

 宿泊先が3箇所あるのですが、最初に割り当てられたところが人数の割りに狭いということで、多少余裕のある別の拠点に、夜の10時頃、私たちの班のみ移動となりました。私にとっては、移動先が前回と同じ場所だったので、勝手が分かっていて問題なしでしたが、他の人たちは少し大変だったかもしれません。

 2日目以降は、また別に・・・。