2011年8月20日土曜日

ビッグパレットふくしま

今回のボランティアでは、宿泊先として、また足湯を行う場所として、福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま(略称 ビッグパレット)」にお世話になりました。


 ビッグパレットは、元々は会議や展示用の施設ということで、東京周辺では「東京ビッグサイト」や「幕張メッセ」のようなものでしょうか。しかし、3月11日の東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、主として、富岡町、川内村からの人たちの避難所になっています。ピーク時には2500人くらいいたようですが、現在は150人程度ということです。

 この写真は、Bホールのものですが、廊下などには段ボールで囲まれた場所で生活する人たちもまだいます。

 また、Cホールは、行政機関やボランティアセンター、東京電力などの窓口があります。


   
 私たちボランティアは、このCホールの一角のパーティションで区切られた会議スペースにマットを敷いて寝ました。

 BホールとCホールの天井は、震災で壊れていて、こんな感じです。
 昨日(19日)、郡山で震度4の地震がありましたが、かなり怖かったと思います。

 やはり郡山ということで、こういう電光掲示板もあります。

 
 建屋の外には、自衛隊のお風呂があり午後3時から9時まで、この避難所や近くの仮設住宅の入居者、また私たちボランティアも入浴できます。大きな浴槽に湯がたっぷり、入浴後にはお菓子や冷たい飲み物もあるので、とっても心地良いです。


 こんなビッグパレットの避難所ですが、8月末で閉鎖が決まりました。

 福島県は、農業だけでなく様々な産業に大きなダメージを受けていて、雇用対策としても、ビッグパレットを本来の会議や展示場として早く使いたいという気持ちがあるだろうことは理解できます。しかし、一方で、ビッグパレットは、単に避難者が寝泊りしているだけでなく、仮設住宅などに引っ越して行った人たちが集い友人とくつろぎ情報交換をする場所になっていただけに、閉鎖後が心配です。

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