2011年8月20日土曜日

郡山での足湯

今回は、5泊6日のうち、初日はガイダンスと移動でしたが、残り5日間みっちり足湯をしてきました。また、避難所に宿泊したこともあり、避難者の方々と接点も多く、繰り返し足湯に来てくださる方もいらっしゃり、かなり親しくなることができました。


 足湯のときだけだけではないですが、避難している方から聞いたことで思い出せるものを少し紹介します。(ここに避難してきている人は、基本的には原子力発電所の事故の影響です)

・地震の翌日、消防車が「避難してください」と繰り返していたから、すぐ帰れるとピクニック気分で弁当と簡単な手荷物だけ持って逃げたら、こんなことになって・・・。

・車に荷物を載せて、何の当てもなく茨城に逃げた。そのとき、茨城の人には本当に優しくしてもらった。

・子供たちにも分けようと思って、近所の農家からたくさんお米を買ってたんだけど、分ける前にこんなことになって、家に置きっぱなしで避難して。食べられるのか、どう処分したら良いのか?


・最初、ビッグパレットの3階に住んだけど、雨漏りがして酷い目にあった。

・3階の窓の近くに住んでいて、朝3時頃から明るくなって目が覚める。そんで、いろんなことを考えるんだ。

・仮設住宅は暑くって。エアコンをつけると風が当たって、関節が痛くなるので使いたくない。

・仮設住宅の周りは、道が悪くって歩きにくい。

・ここにくると、友達に会えるのでよく来るんだ。

・震災前に住んでいた所は、風が涼しかったし、水が美味しかった。

・前に住んでいたところに住めるようになっても、仕事がないから帰らない。戻れるのは、仕事の心配のない人だけ。

・テレビに勝手に撮られて放送されて・・・。

・こっちの気持ちが落ち込んでいる時に、「ふるさと」とか悲しい歌を聞かせないで欲しい。人の気持ちが分からないんだから。

・今、80歳で、まだ自分のことを自分で出来るけど、もう2-3年経ったら、どうなることやら。

・病気になっても、医者には行きたくない。避難者はタダといわれても、無料じゃ、ちゃんと見てもらえない気がする。

・僕、病気持ってるんだ。ここに来てから、過呼吸とヒステリーと。

・わざわざ遠くから来てくれて、ありがとう。

・先週、新潟で豪雨の被害があったから、ボランティアに行ってきた。





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