2012年3月15日木曜日

鵜住居の堤防は今

昨日、3月14日、東北から北海道にかけて地震があり、津波注意報が出ました。

それで、心配になるのが、東日本大震災(の津波)で、多くの堤防が破壊され、津波に対する抵抗力が著しく低下していることです。

行ってきたばかりの釜石市鵜住居が、やはり気になるし、直近の様子が分かるので、書いてみます。

まず、例によって、震災前後の航空写真を並べます。

震災前の航空写真(ヤフー地図より)

震災後の航空写真(グーグル地図より)

釜石にいたときに、宝来館の人などから、この砂浜も堤防も向こう側までつながっていたと聞いていたのですが、跡形もなかったので、理解できていませんでした。この2つの写真を比べてみて・・・。 

砂浜がなくなり堤防も破壊され、仮設の堤防のラインもあるなどあまりに変わってしまって、しかも、グーグルの写真の上下の幅が狭くてカットされていて分かりにくいので、震災後の写真を上と下とに分けて、掲載します。


元々は、つながっていた堤防が大きく切れてしまったのが分かるような、かえって分かりにくくなったかな。

上の方を拡大してみます。

 震災前の航空写真(ヤフー地図より)

震災後の航空写真(グーグル地図より)

この部分、地上から写真を撮りました(3月3日)。

下の写真が堤防の残っている部分ですが、左手のほうで堤防はありません。

 上の写真の中央部を拡大し、堤防の切れ目の奥を見てみると、傾いた船の奥に仮設の土嚢を積んだような堤防があることが分かります。


 結果として、昨日の津波で被害は出なかったようですが、どういう堤防を作るかもなかなか決まらないようだし、その間に大きな津波が来ないことを願うばかりです。

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